わが家では、4人の子ども全員が東大の過去問を25年分解きました。東大模試と東大模試の過去問集は、息子たちは20~30回分、長女は100回分解きました。過去問、東大模試、東大模試の過去問集は解けば解くほど、合格の可能性が高まります。

──今から東大を目指しても間に合いますか。

 東大をずっと「憧れの大学」にしていると合格できません。東大は、難易度は高いけれども目指せる大学としてとらえ、具体策を講じることです。それは、早ければ早いほどいいということです。いつからでも努力次第で間に合うと思いますが、基本的には、高校の教科書レベルから東大合格までに持っていくのは、3年かかります。高校に入ってそこそこ頑張っていたら、十分可能性はあります。上手に勉強すれば、急激に成績が伸びることもあるからです。特に現役生の学力は、ラストスパートの猛勉強でぐんと伸びます。最後の最後まで必死に頑張ることが合格へのカギです。

 わが家の子どもたちも、センター試験から東大入試まで、毎日15時間勉強していました。食事、入浴、トイレ、睡眠以外の時間は勉強に充てていました。最後まで手を緩めずに努力を続けてほしいですね。(聞き手・庄村敦子)

週刊朝日  2019年10月18日号

暮らしとモノ班 for promotion
2024年の『このミス』大賞作品は?あの映像化人気シリーズも受賞作品って知ってた?