気は早いが、今オフの契約更改では、日本人選手で球界史上最高年俸にはねあがる可能性が十分にある。

 昨年は自己最高の打率3割4分5厘をマーク。首位打者を獲得した中日のダヤン・ビシエドに3厘差で届かなかったが、1億5千万円増の推定年俸5億円で契約更改した。

 今季は長打力が上がり、さらに進化した成績を残してチームをリーグ優勝に導いた。スポーツ紙デスクは、こう分析する。

「現在の最高年俸は菅野智之の6億5千万円(推定)。坂本がこの額を上回るのは確実でしょう。今年だけでなく、13年間、巨人一筋で成績を残してきた貢献度もあります。年俸7億円を超えると思います」

 もちろん、まだ戦いは終わっていない。阿部が今季限りでの現役引退を発表。尊敬する先輩と残された最後の戦いで有終の美を飾りたい。クライマックスシリーズを勝ち抜き、12年以来7年ぶりの日本一を目指す。(梅宮昌宗)

週刊朝日  2019年10月18日号

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