「ヒデキさんのファンの中心は、子育てなども一段落して余裕のある世代でもあります。充実した内容からも、欲しいファンにとっては決して高くない、むしろ、そのある程度の価格の方が記念本としての価値も出るという見方もできるのではないでしょうか」

 三杉さんは、写真集に主に収録されている時代のヒデキももちろんだが、晩年のヒデキも魅力的だったと言う。

「40代、50代になっても、20代の全盛期のようなイメージで売る方もいますが、ヒデキさんの場合は、年齢とともにそれを大人の色気に変えていきました。年の取り方も非常にうまい方だったと思います」

 豪華写真集、ファン必携の一冊のようである。(本誌・太田サトル)

※週刊朝日オンライン限定記事