※写真はイメージです (撮影/大崎百紀)
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4人の食と栄養の専門家がすすめる最強の食べ合わせ(1/2) (週刊朝日2019年9月13日号より)
4人の食と栄養の専門家がすすめる最強の食べ合わせ(1/2) (週刊朝日2019年9月13日号より)
4人の食と栄養の専門家がすすめる最強の食べ合わせ(2/2) (週刊朝日2019年9月13日号より)
4人の食と栄養の専門家がすすめる最強の食べ合わせ(2/2) (週刊朝日2019年9月13日号より)

 人間関係と同じように、食べものにも「良い相性」があり、一緒にとると、本来持っている力が「パワーアップ」するものがある。できるだけ無駄なく、効率よく栄養をとりたい。食の専門家によれば、食材の組み合わせによって“若返り”も期待できるという。

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『食べれば食べるほど若くなる法』(三笠書房知的生きかた文庫)などの著書がある管理栄養士の菊池真由子さんは「トマトとアサリ」の食べ合わせをすすめる。トマトに含まれるリコピンは、熱に強い。アサリを入れたスープにする場合、アサリは「水煮缶を使う」のがポイントだそう。

「殻付きのアサリよりも手軽に大量の鉄を補給できるからです」

 これからの季節は、戻りガツオがおいしくなる。

「カツオは若返りにピッタリの食材なんです。肌細胞の材料になるタンパク質や、女性ホルモンの合成に必要なビタミンB6、肌や髪、爪を若くするヨウ素、鉄が豊富。たたきにすれば、美肌を作る理想の食。ショウガと一緒に食べましょう」(菊池さん)

 ショウガの辛み成分である「ジンゲロール」は老化を促す活性酸素に対抗する抗酸化物質の一種で、ショウガの辛みが老化を抑える。添えるのは、小さじ1杯ぐらいで十分だという。

「ショウガに限らず、ニンニクも食べすぎると胃が刺激されます。薬味として刻んで、小さじ1から、多くても2杯ぐらいで十分」

 初物を食べると長生きをするという言い伝えがある。カツオだけでなくサンマも旬のものを積極的に頂こう。

 お肉が好きな人に菊池さんがすすめるのは、ナスと牛肉の組み合わせ。ナスは9割方が水分だが、皮に含まれる「ナスニン」には強い抗酸化作用があり、がん予防が期待できる。コレステロールの吸収を抑え、血管の老化を防ぐ葉酸も豊富なので皮ごと積極的に食べよう。

「ナスニンは油と一緒にとると抗酸化作用が高まります。肉類を一緒に炒めて頂きましょう。若返りにうってつけの牛肉と合わせて夜に頂くと、睡眠中の肌の新陳代謝を促します」

 菊池さんには、理想的な一日の食事を挙げてもらった。

 朝は、菊池さんが「最強の味噌汁」という「豆腐とワカメとホウレンソウ」でスタート。大豆サポニンとβカロテンが老化に対抗するからだ。豆腐とワカメだけでもよいコンビだという。

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