2.肩の上げ下げ【吸う筋肉】:準備運動の意味もある。呼吸が悪い人は、両肩が前に傾き、肩や肩甲骨まわりの筋肉が緊張していることが多い。その部分の筋肉をほぐして、胸部を広げやすくしよう。肩こりもスッキリ解消する。息を吸う、吐くのタイミングはここでマスターしよう。

【やり方】
(1)息をゆっくり吸いながら、肩を上げていく。肩を上げたとき、かかとが地面から離れないように。
(2)息をゆっくり吐きながら、肩を後ろに回して下ろす。肩の力を抜く。

3.首のストレッチ【吸う筋肉】:首の筋肉は息を吸うために働く。それを柔らかくするストレッチだ。

【やり方】
(1)息をゆっくり吸いながら、頭を横に傾けていく。肩が上がらないように。手のひらで空気を押すように。
(2)息をゆっくり吐きながら、元の姿勢に戻す。左右行う。

4.胸のストレッチ【吸う筋肉】:胸郭を広げて息の出し入れをしやすくするためのストレッチ。身体が反りすぎると、かえって胸のスペースが狭まるので、注意しよう。

【やり方】
(1)両手を胸の上部に当て、息をゆっくり吐く。
(2)息をゆっくり吸いながら、上がろうとする胸を手で押し下げる。あごを前上方に突き出すイメージで。胸の筋肉を伸ばすように。息をゆっくり吐きながら、力を抜いて元の姿勢に戻す。

5.体幹のストレッチ【吐く筋肉】:息を吐くときには、胸の下の体幹の筋肉を使う。体のバランスをとりながら、この体幹の筋肉をほぐしていく。毎日続ければ、息を吐く呼息筋が柔軟になり、より楽に息を出し入れできるようになる。

【やり方】
(1)頭の後ろで両手を組み、ゆっくり息を吸う。
(2)ゆっくり息を吐きながら、腕を上に伸ばし、背伸びをしていく。元の姿勢に戻し、ゆっくり呼吸する。手のひらを裏返さず、手の甲が上に向くように伸ばす。肩は無理に上げない。かかとは床につけたまま。

6.背中・胸のストレッチ【吸う筋肉】:息を吸うときに使う吸息筋の柔軟性を高める。このストレッチによって背中や胸の上部を伸ばし、息を吸う機能を高める。
「効果の高いストレッチなので、しっかり取り組んでください」(同)

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