7月に亡くなったジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川さん(享年87)の「お別れ会」が9月4日、東京ドームで行われた。参列したKinKi Kidsの堂本光一と堂本剛が在りし日のジャニ―さんの思い出について語ってくれた。
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――今日はお別れの会ということでこれで最後ですね。
堂本光一(以下は光一):僕らとしては家族葬で、そのときからお別れをしてきたのですが、やはり、他の方々にもお別れをしていただこうということで、こういう日を設けさせていただいたわけです。
――お顔は安らかでいらっしゃいましたか。
堂本剛(剛):いやー、安らな顔と、そしてその家族葬もそうですが、ジャニーさんの子どもである私たちは、穏やかである時間をジャニーさんが作ってくれたんだなという感覚が大きかったと思います。
――マッチさんもおっしゃってましたね。3週間という時間が、みんな先輩・後輩という時間をもたせてくれたというコメントがありました。そういう思いですかね。
剛:そうですね。やはり急な出来事だったので、みんな衝撃も大きかったのですが、病室にお会いしに行って普段ほんとに話さない人たちといろんな他愛もない話もしましたし、ジャニーさんに向かって冗談もいっぱいいいましたし、ジャニーさん聞いている?と言ったこともありました。光一と二人きりになった時間もありました。ほんと、いろんな時間を与えてくれたという、なんかあれですけど、優しい時間が流れていたという印象です。
――亡くなったときに愛を込めた言葉を送っていらっしゃいましたが、ジャニーさんはどういう存在でしたか。
剛:やはり家族より長く一緒にいた人でもありますし、お父さんの代わりをしてくれたこともありますし、友だちみたいにしてくれたりもしました。ただ、一つ、謝らないといけないことがあり、それはジャニーさんのモノマネをしすぎたことです。
――最初にやりましたよね。
剛:ええ、いじらずにはいられなかったんです。
――それは、ジャニーさんは、よしとしていたんですよね。
剛:ジャニーさんに対してもやっていたので、公認のはずなんです。
光一:あそこの献花台にあった帽子と服を着てこようかなと思っていたんですよね。でも、さすがにそれは怒られるからやめましたけど。
剛:でも、ほんとにいつもにこやかな瞳の印象が強くて。大人になると大人の眼というのも変ですが、少年のような眼を保つというのは難しいと思うんです。でも、少年のような眼差しの人だなと、小さいときの自分がそう思ったように、すごいきれいな眼差しだったんです。その眼差しがずーっとずっと年を重ねられても、そのままの眼でみつめてくれていたので、そのやさしい眼差しが、苦しいときも、辛いときも救ってくれたので、コメントの中でも言ったのですが、なにかこう、ジャニーさんにお言葉を、と言われたとき、地球上にある思いと言葉を探してみても、「感謝」とか「愛してるよ」という思いが、うまく伝えられないというのが正直な言葉だったんです。