光一:この話のなかでも「ユー」って何回でてきたか。だから「ユー」って言ってほしいですね。

――剛さんは、よくテレビなどで「ジャニー」と呼び捨てにされてましたけど、そんなときは何もおっしゃらないんですか。

剛:なんにもいいません。「ジャニー」とか、「ジャニ男」とか言うんですけど。「おお、ジャニー元気か?」とか。最後に会話したのも、たまたま駐車場で会って、「おお、ジャニー、元気してんの?」と聞くと、「いやー、元気じゃないよ」と言ってました。それも冗談でですけど。だからそういう感じで会話してたので、普通で考えたら、とても偉い方なのです。でも敬語とかもやめてよと言うし、呼び捨てしても、ぜんぜん何も言われないし、普通でした。

――光一さんは呼び捨てされてませんでしたか。

光一:いや、なんかノリで、「じゃ、ジャニー帰るね」とか「ジャニー、バァーイ!」とかそういうのはぜんぜんしますからね。それくらいタレントとジャニーさんの関係は密接であって、世の中的にはちょっと顔をしかめる方もいるかもしれませんが、家族葬でもちょっと普通じゃない、みんなが明るくやる感じですね。これは我々にとっての、ジャニーさんにとってのカタチだったんじゃないかと。我々にとっての世界がそこにあったかなと思います。

――ジャニーズ事務所はこれからも変わらず皆さん素敵な世界を届けるということですね。

剛:ジャニーさんが7月9日に亡くなったので、ジャニーさん、駄洒落とかが好きじゃないですか。古い言葉で「和(な)ぐ」という言葉があって、平和とか、平安とか、平穏とかいう意味があるんですが、多分、最後のプロデュースかと思っているんですが、平和に楽しくやってよというメッセージかなと僕なりに受け取ったんです。そのメッセージがあってか、今日も始まる前もみんな集まって笑いながら、ジャニーさんの思い出話をして、会を開いたという感じで、終わったあとも普通に話ていますし、これからもこういうアットホームな感じで、先輩は後輩を支えていったり、後輩にアドバイスできるように先輩として頑張っていこうと思います。我々はジャニーさんが一人で活動しなさいよと言ってくれたこともありますし、お互いの道もありますし、二人でしか切り開けない道もあります。グループ、グループごとにそういう思いもありますし、その思いを信じて未来に向かっていけば、それでいのかなという感じです。なのでジャニーさんがいなくなって寂しい気持ちはありますけど、でもジャニーさんはきっとこう言うだろうなということを、なにかぶち当たったときは自問自答して、ジャニーさんならきっとこう言うだろうなと選択して仕事をしていくと思うので、何も変わらずに明るくいくかなという印象があります。

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後輩に継承したい