1969年、全世界を震撼させたカルト集団によるシャロン・テート惨殺事件をモチーフに、タランティーノが映画の夢を詰め込んだ監督第9作が「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。60年代の街並み、ファッション、音楽など彼らしい細部へのこだわりも見どころ。
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リック(レオナルド・ディカプリオ)はピークを過ぎたテレビ俳優。映画スターへの道がなかなか拓けず焦る日々。
そんなリックを支えるクリフ(ブラッド・ピット)は、彼に雇われた付き人でスタントマンで、そして親友。完璧な二人だったが、時代は彼らを必要としなくなっていた。
ある日、リックの家の隣に時代の寵児ロマン・ポランスキー監督と新進の女優シャロン・テート(マーゴット・ロビー)夫妻が越してくる。リックたちにはない輝きを放つ二人。リックは俳優として再び光明を求め、イタリアでマカロニ・ウエスタンに出演することを決意するが──。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」1969年8月9日、それぞれの人生を巻き込み、映画史を塗り替える事件は起きる。30日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)