

グレープフルーツはこの段階で刻んだりすると果汁が出てもったいないので、手で大きめに割いていくこと。 (撮影/写真部・松永卓也)
料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「ブルーキュラソーの氷菓子」。
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水と砂糖と果物を凍らせて作るのが好きです。果物はパイナップルやキウイフルーツやグレープフルーツをよく使います。スイカやメロンなども入れて、ミックスフルーツにしても美しいですよ。
今回はブルーキュラソーを少し入れて、色鮮やかな氷菓子を作ってみました。ブルーキュラソーはオレンジの果皮で風味付けされた、甘めのリキュールです。材料を全部混ぜ合わせて冷凍庫に入れるだけですから、ラクラク。そのあと買い物や家事を片付けて、2時間後くらいに冷凍庫から取り出すとちょうどいいと思います。
私は庭仕事で汗をかいたあと、食べることにしています。だいたい3、4口くらいで食べられる分量を盛り付けて、毎日恒例のひとやすみ。
ブルーキュラソーはノンアルコールのシロップも売っていますし、かき氷のブルーのシロップ等で色をつけてもよいと思います。ただ材料を混ぜ合わせるとき、甘くなりすぎないよう、砂糖の分量は加減しながら入れてください。
冷凍すると、甘みの強いものほどおいしく感じてしまうもの。砂糖の分量は極力控えめに!
(構成/赤根千鶴子)
■ブルーキュラソーの氷菓子
【材料】(作りやすい分量)ブルーキュラソー30ml、グレープフルーツ(ホワイト)1個、砂糖大さじ1、水200ml
【作り方】(1)グレープフルーツは果肉を取り出し、手で割く。(2)ボウルに(1)を入れフォークで押しつぶし、残りの材料を加え、味を調える。(3)バットに薄く広げ、冷凍庫で凍らせる。(4)固まったらスプーンで削り取り、器に盛り付ける。
【ワンポイントアドバイス】グレープフルーツはこの段階で刻んだりすると果汁が出てもったいないので、手で大きめに割いていくこと。
※週刊朝日 2019年8月9日号