ISSA：でも、僕は11年前に大ケガしてるんです。

林：そうだ、バック転に失敗して腰の骨とか折ったんですよね。

ISSA：右の大腿骨から骨盤にかけて、いまだにボルトが入ってるんで、そういう自分と向き合うしかないんですよね。自分としてはやっと改造人間になれたという意識のほうが強いんですけど（笑）。

林：でも、6時間もやってると脚が痛くなったりしません？

ISSA：します。踊ってるときは「痛い」と思わないですけど、終わったあとに。

林：整体に行ったりして体のメンテナンスはなさってるんですか。

ISSA：もちろんそうです。最新の医療を受けながら。

林：そしてリーダーとしてみんなに気配りして、若い人たちの相談にも乗ったりするんですか。

ISSA：自分はリードするタイプの人間ではないので、同じ目線で考える感じですかね。自分のほうが経験値はあるんですけど、そういうノウハウはたぶん勝手に学んでると思うし、その子のストーリーがあるわけで、そこを無理やり変えるのではなく、それぞれの目線で考えることが大事じゃないかと思うんですね。必要なことはもちろん言ったりしますけど、僕も先輩たちを見て盗んできたので、みんなには「いいと思った動きとかは盗んだほうが早いよ」って言いますね。

林：ISSAさんのファッション、ファンの人もすごく楽しみにしてますけど、今日のお洋服も素敵です。ISSAさんのまねしてる男の子って、巷にいっぱいいますよね。

ISSA：ある意味、悪い影響を与えてしまったかなと思ったこともあります。鼻にピアスもしてるし、親御さんからしたら困ったことかもしれない……。

（構成／本誌・松岡かすみ）

※週刊朝日 　2019年8月9日号より抜粋

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