小林氏は、れいわが得票を伸ばす可能性は十分にあるとみている。
「山本氏は、議員になりたいわけではない。落選もありうるという覚悟を持ってやっている。そういう姿勢が議席を伸ばすかもしれない」
ただ、山本氏が自らを厳しい状況に追い込んだことは間違いない。
一部では、山本氏が参院選後に、衆院選、もしくは来年の東京都知事選に立候補する、はたまた俳優に戻るのでは、という臆測も飛び交っている。
小林氏はこう見る。
「本人は永田町に失望しているから、落選後すぐに衆院選に出る可能性は低い。また次の新しい発想を出してくるのでは」
自由党を離れ、れいわを立ち上げた4月から6月までに、支援者から2億円以上の寄付金を集めた山本氏。最後に大どんでん返しはあるか。(本誌・田中将介)
※週刊朝日 2019年7月26日号