──これから「デビュー20周年記念コンサート」も控えています。
日本武道館で7月11、12日に、大阪城ホールで9月6日に20周年記念コンサートを開催します。満員のお客様に氷川きよしの20周年を見ていただきたい。これが最後と思うぐらいの意気込みで挑みたいと思います。
──今後も、いろんな氷川さんが見られそうですね。
はい。自分は、演歌の枠を超えて、あくまで歌手で、アーティストでありたい。それを貫きとおすことが革命なのかなと思うし、冒険することで喜んでくれる人もいる。つらさや悲しさ、苦しさという思いを、歌によって喜びに変えられるというのは、歌い手として無上の喜び。一曲一曲、自分で主人公を演じて、いろんな色を表現できる歌い手になりたいです。
(取材・構成/本誌・松岡かすみ)
※週刊朝日 2019年7月12日号