8個目からは「これ以上食べて大丈夫か」と自分と相談しながら食べたが、最終的に9個でギブアップ。同社によると、全体の平均で7個、多い人で10~12個ほど食べるという。

「鶏1羽を9つにさばいているため、可能であれば9個は食べて、各部位の肉それぞれの特徴を楽しんでもらいたいです」(広報担当者)

 最後まで気持ちよく食べるためには、工夫が必要だ。現場から見えてきた攻略法を紹介したい。

 チキンには5つの部位があり、胸、あばら、手羽があっさり系。腰、脚がこってりしている。おかわりの際に部位指定はできないが、「現場の状況によるが、『あっさり系がいい』など要望を言えば、配慮できることもあります」(広報)とのこと。

 また、食べている最中、指に大量の油がつく。何度もペーパーナプキンで拭くのは煩わしい。そこで活躍するのが、チキン用指手袋「フィンガーナップ」だ。多くの店舗で導入されており、店員にお願いすればもらえる。

 同社の栄養成分表によれば、チキン1個で226キロカロリー、脂質は13・1グラムだ。9個も食べると、カロリーオーバーで、胃もたれしそう。前後の食事を調整したり、ヨーグルトや胃薬を飲んで胃をケアしたりするなど対策が必要だ。

 食べ放題は、満足度が高い一方、一歩間違えれば苦痛を伴う“両刃の剣”。満足度を高めるために、今回のレポートを参考にしてほしい。(本誌・吉﨑洋夫)

【ケンタッキー食べ放題、お得に食べる攻略法】
1.ドリンクはウーロン茶などスッキリした飲み物が無難
2.指手袋をもらい、油を気にせず、気持ちよく食べる
3.おかわりの際に「あっさり系がいい」など要望を言ってみる
4.事前にヨーグルトを飲むなど、胃のケアを忘れずに
5.一度おかわりすれば元は取れるので、無理して食べ過ぎない

※週刊朝日オンライン限定

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