ミスコン出場を機に、キャスター・アナウンサー志望者と話す機会が増え、強い興味を持つようになった。
「選択肢が増えて、かなり迷っています。(出身地の)埼玉県教員になるか、メディアに進むか。将来のことはまだ決めてませんが、教員免許は必ず取るつもりです」
取材中に、飲みかけのペットボトルのラベルを見ながら、「原料にセルロースって書いてありますよね。それが何かちゃんとわかるのって嬉しいですよ。化学式も書けますし(笑)。大学院に行くか就職するか、迷っているところです」と話すのは、千葉大学・工学部2年の高野志帆さん。
テニスサークルで楽しんでいる。「テニスを本気でやりたいというよりは、友達作りしたいという感じで。みんな仲がよく、この間は会津でスノーボード合宿をしました」。アルバイトは、ピザのデリバリースタッフと球場のビールの売り子をかけもち。「大学生って、暇を持て余しているようなイメージがありました。でも実際はとても忙しくて、やりたいことをやりきれません!」
弦間彩華さん(成蹊大学・文学部3年)。成蹊大学の魅力は、立地にあると言う。「吉祥寺駅から離れた静かな住宅街にあって、落ち着いたキャンパスです」
ボランティアのサークルに入り、地域の小学生を対象に年4~5回、イベントを開催。特にハロウィーンは、毎年盛大に行っている。「交通ルールを教える劇をやってから、子どもたちを連れて『トリック・オア・トリート』と一軒一軒回るんです。毎年参加する子もいて、1年間の成長ぶりを見ると心があたたかくなります」
社会心理学のゼミに入っており、既に卒論のテーマは決めた。「回転寿司の社会学」だそうで、「“参与観察”として店に行って、食べまくります(笑)。25皿は食べられますよ! 好きなネタは穴子です」
最後の堀葵衣さん(首都大学東京・都市教養学部2年)は、石川県の出身。友達の多くが地元国立大や関西の私大に進む中、「東京で就職したいので、東京の大学がいい」と考えて進学。「日本の中心で学べると嬉しかったんですが、2カ月くらいで、ここ(八王子)は山なんだということに気づきました(笑)」