それは興味深い質問だね。“神”というものについて言えば、俺は自分よりも大きな存在がいると考えているよ。ドイツで生まれたからキリスト教文化の影響下で育ったけど、特定の宗教への帰属意識はないんだ。でも、スピリチュアルな人間だとは思う。

『レザレクション』は宗教的なアルバムではないけど、不思議なことに、さまざまな宗教的モチーフが伴っている。ジャケットもそうだし、マイケル・フォス(ギター/ヴォーカル)が「ザ・ラスト・サパー」、ドゥギー・ホワイトが「テイク・ミー・トゥ・ザ・チャーチ」という歌詞を書いてきた。インストゥルメンタル曲も書いたけど、ふと思いついたタイトルが「サルヴェイション」(=救済)だった。すべてがピッタリはまったんだ。このアルバムについて考えるにつれ、俺の人生における“復活”だと思えるようになった。それで『レザレクション』と名付けたんだ。

──シンガー4人を起用した「フェスト」が終わってシンガーが1人に戻ったら、ファンががっかりするかもしれません。

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