福岡県在住の巫女役を演じるにあたり、クランクインの1週間前に福岡県福津市に入り、巫女としての生活を送った。同じ巫女役の俳優とともに、着付け、所作、舞いなど、一通りマスターしてから撮影に臨んだ。
「子供の頃は、自分が女優になるなんて考えたこともなかった。ただひたすら、部活のバスケットに夢中でした(笑)。私はもともと今を生きるタイプで、あまり先のことは考えないんです。でも、この仕事を始めて、現場が大好きになったので、お芝居をずっと続けていきたい思いが、今はあります」
昨年は、舞台にも挑戦した。「トラウマになるくらい、毎日緊張しました」と苦笑いするが、新しい自分に出会うこと、できなかったことができるようになることが、今は楽しくて仕方がない。だから、多少ハードルが高いことにも、挑戦していきたい思いはあるそうだ。
一日で一番気合を入れる時間が“朝起きた瞬間”である。
「目が覚めたとき、『よし、ぐっすり眠った。いい朝だ。今日も一日頑張るぞ!』って強く思うようにしています(笑)。いいスタートを切ることが、一日を決めると思うので、朝は明るく前向きに過ごします」
(取材・文/菊地陽子)
※週刊朝日 2018年2月9日号