リフォームの際の収納選びにもコツがある。リビングは物が集まりやすい。すっきり見せるには壁に埋め込まれた壁面収納を検討するといい。「使用頻度が高いものは目線から腰高までの位置に収納するとはかどります」(同)。キッチンの収納はオプションが充実するが、注意点がある。
「いざ使ってみると、合わなかったということが時々あります。まずはショールームで実際に見て確認をするといいでしょう」(同)
また、水回りの動線にも気を配りたい。
「今までできていたことを面倒に感じることが出てくるでしょう。たとえば、下着や部屋着の収納スペースを脱衣所に置くと、余分な移動がなくなります。洗濯物の『取り込む』『たたむ』『しまう』の距離を縮めることで、利便性が高まるはずです。そういったおっくうさを解消できる収納を考えてほしいです」(同)
リノベーションやリフォームをきっかけに、不要な物は効率よく捨てて、身軽な生き方に臨むのもよさそうだ。(本誌・秦正理、前田伸也)
※週刊朝日 2017年12月15日号