だが、しかし、さらに、もっと腹立たしいのは横須賀線武蔵小杉駅の駐輪場だ。ここは一発で200円取る。一秒入れても200円。泣いても笑っても200円。そして、絶対数が少ない。
一度、取材の待ち合わせギリギリの時刻に自転車を入れようとしたら、平然と「満車」の立て看板が出ていた。管理人に、
「どこが空いてんの?」
と聞くと、
「バスロータリーの地下のが広いからねー」
とのんきに言う。国産豆腐だ。国産豆腐に止めてから歩いて戻ってきたら、15分以上かかってしまう。
「なんとかしてよ」
「そう言われてもねぇー」
一部の人の利便性しか考えない街は、確実に滅ぶ。大センセイはそう思うぞ。根拠はないけどさ。
※週刊朝日 2017年12月8日号