・カワセミ


くちばしが長く翡翠(ひすい)のような体色で、「渓流の宝石」とも呼ばれる。全長17cmほどで、水面をかすめるように飛ぶ。日本全国に生息し、最近では都市部でも目撃されるようになった。都市にいる野鳥のスター的存在でもある

・シジュウカラ
全長15cmほどでスズメと同じくらいの大きさ。ほぼ全国に生息し、住宅地の庭木でも見ることができる。頬が白く、黒いネクタイをしたような姿が特徴で、ツツピィー、ツツピィーと高い声でさえずる

・メジロ
目の周りが白く緑色の羽を持ち、全長約12cmでスズメより小さい。花の蜜を好み、警戒心が弱いので、花に集まる姿を観察することができる。ピッタリと体をくっつけて枝などに並ぶ習性があり、目白押しの語源になっている

・コゲラ
日本にいる最小のキツツキで全長約15cm。灰褐色と白のまだら模様が特徴。日本全国で見られ、都市の樹木がある公園でも観察できる。ギー、ギーと鳴き、握力の強い両足を使って、垂直な木の幹を素早く上下に移動できる

・バン
全長約35cm、赤いくちばしの先端が黄色く、茶褐色の羽を持つ。関東以南では一年中見ることができる。クルルッと大きな声で鳴き、田んぼの番をしているように見えることから、番(バン)との名がついたとも

【Watch Point~都市で野鳥が見られる主な場所(首都圏)~】
新宿御苑・明治神宮
不忍池・清澄庭園・水元公園
浜離宮恩賜庭園

週刊朝日 2017年5月19日号より抜粋