山尾:ギリギリまで待ったんですけどね。出した1本はさっきの「候補者の数」で男女同数を目指す法案、2本目は「当選する人の数」で男女同数を目指す法案。比例復活の名簿を男女に分けて惜敗率で交互に繰り上げれば、復活する女性も増える仕組み。
野田:民進党、フライングしちゃったじゃない。
山尾:また17年ね。
野田:私は百歩譲って「政治分野における女性の参画と活躍を推進する議員連盟」の会長の座を、民進党に譲ったのに。普通は、与党の役職じゃない。男性の伴走者と一緒に女性が活躍してほしい、と思ってね。それがこれかい、みたいな。あはは(笑)。
山尾:ちょっとまだお怒りなんだけど(笑)。
野田:怒ってないよ。うちも11月16日の部会で法案提出したけど、こんなことで揉める政党かい、って思いましたよね。
金子:でも、最後えいって部会に出すところまで、こぎ着けましたね。
野田:法案を通すのは力仕事ですよ。どれだけの人に法案の説明とお願いの電話をしたか。
三原:「リベンジポルノ防止法」を成立させたときを思い出して、「とにかく、部会で仲間を集めるしかないですよ」と。
野田:なぜか清和会に反対が多かったのよね。そうしたら、下村博文先生が「いざというときは、俺が盾になる」って言ってくれて、とても嬉しかった。
三原:そうでしたね。