人気K‐POPグループ「KARA」のメンバーから転身、日本で本格的に俳優活動を始めたのが約2年前。コミカルからシリアスまでこなす振り切った演技が注目を浴びると共に、今年3月には「JY」名義で歌手活動を開始した知英(ジヨン)さん。活躍の幅を広げている。
日本を拠点に決めたのは、日本の映画やドラマが好きだったから。だが、「日本語は想像以上に大変」。演技では細かいイントネーションや言い回しが重要となる。「違う」を連発されると落ち込みそうになるが、すぐに気持ちを切り替える。「悩むより、努力するしかない」
周囲のスタッフはそんな彼女を、「ものすごい努力家」と評するが、本人はピンとこない。
「違う国で仕事をすると決めた以上、努力しないなんてあり得ない」
ストイックな姿勢が魅力的だが、欠点は「すぐ寝ないところ」。翌日の仕事が早くても、帰宅後はつい掃除をしてしまうとか。
「几帳面なんですか?」と問うと、「きちょめん?」。その後、几帳面の意味について語り合い、「知英さんは几帳面」という結論に達しました。
※週刊朝日 2016年11月25日号