補選の前に行われた新潟県知事選では独自候補を擁立できず、事実上の不戦敗。
「自主投票という枠組みの中で、できる戦いをしただけ。不戦敗じゃない。負けてないんだから」
自主投票にもかかわらず、蓮舫氏は、野党3党が推薦する米山隆一氏の応援に駆けつけた。一方、連合新潟は自公推薦の候補者を支持。連合に配慮したため、対応が“ちぐはぐ”になったという見方が強い。
「連合への配慮は全く関係ない。もともと連合新潟は独自候補を出そうという路線だった。それを出すなと言ったわけではないんですから。連合には従来から応援していただいてますし、これからもそういう関係でいきたい」
蓮舫氏に対し、「部下に厳しい小選挙区で戦わせては、党内の士気は上がらない」と憤る声も出ているという。野党第1党の党首として自覚が足りないのでは。
「魅力があり、能力がある人。48歳で若く、非常に伸びしろがある。私はハスの花を支えるレンコンの心境に変わりはありません」
根腐れを起こさないよう願うばかりだ。
※週刊朝日 2016年11月18日号