結成13年、結成当時9人だったメンバーは今や4人に。にもかかわらず、今、グループ史上最強のパワーを放つ。その秘密と4人の関係性について、語ってもらった。
6月12日、NEWSは全国8カ所で27万1千人を動員した全国ツアー「NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO」のファイナル公演を、東京ドームで迎えた。
4人はこれまで、相次ぐメンバーの脱退や活動自粛を乗り越えてきた。11年に人気メンバーだった錦戸亮さんと山下智久さんが去ったときは、「○○と愉快な仲間たちの、仲間たちだけしか残ってない」「いちごのないショートケーキ」などという言葉を浴びせられ、「解散したほうがいい」との声すらあったという。
大歓声の中で歌って踊る4人は、それらの言葉を見事にはねのけてみせた。紆余曲折を経て、ファンとの絆はさらに強くなった。
ライブの最後、小山さんは「NEWSがこれからどうなっても、みんなとの距離は同じです」、手越さんも「僕らがどんなにすごいことになって大きくなっても、皆との距離は変わらないようにする」と叫んだ。今、NEWSというグループが史上最強の波に乗っていることを、彼ら自身も感じているのだ。
■今のNEWSの強みとは
小山:4人になったときは、失うものは何もないという状態でしたね。当時は、メンバーが何を思ってどうしたいのかも、わからなかった。今はそれぞれの得意不得意もわかっているし、メンバーとは今のほうが仲いいです。
手越:それぞれが自由に、自分らしくやっているのが、今となっては強みになってる。僕らの武器は、バラバラであることかもしれない。バッチリそろったら、たぶんつまんないんじゃないかな。
加藤:時間も大きいですね。13年間NEWSとしてやってきて、その中で模索しながらそれぞれの立ち位置を作ってきた。僕らにしかできない経験がいっぱいあって、それぞれが努力してきた。それらを経て、今、ようやくNEWSとしてのベースメントがしっかりしてきた気がする。