玉ちゃん:俺はダメですね。ぜんぜん読んでいません。アサ芸(アサヒ芸能)専門だったんで(笑)。

──最初は「週刊アサ秘ジャーナル・政治部編」ですが、なぜ、政治を?

博士:スタートした2001年は、日本中が小泉純一郎首相ブームだったので、それに乗っかりましたね。

──安倍晋三首相など大物が多数、出演してますね。

博士:安倍さんは官房副長官、幹事長の時と2回、出てます。すごい良好な関係だったけど、僕が番組中に口論したことがあるんです。映画好きの安倍さんが、これまた映画好きの小泉さんと映画館でたまたま鉢合わせになったという話を聞いた時、映画の話題になりました。当時、米国のマイケル・ムーア監督がブッシュ政権を批判した「華氏911」が流行っていたので、「見ましたか?」と僕が聞いたら、「見ていない」と。それを突っ込むと、安倍さんは「何を見ようが、自由じゃないですか」みたいなことを言い出して……。

──その時、安倍首相はどんな様子でした?

博士:カチンときてましたよ。でも僕ごときに本気で言い合う人なんだなと思いました。僕も僕で、僕ごときが言い返しました(笑)。もともと安倍さんとは仲が悪いわけじゃなく、そのちょっと前にはお友達の荒井広幸さん(参議院議員)の応援を「よろしくお願いします」とわざわざ直にお電話をもらったりしてたんですけど。

──口論して以降、安倍首相から連絡は?

博士:ないです。安倍さんは何でこんなやつにこんなこと言われなきゃいけないんだって顔をしていました。

週刊朝日 2016年7月8日号より抜粋

[AERA最新号はこちら]