4月28日都内、雨が降りしきる中、黒のズボンに紺のジャンパー、水色のタオルを首に巻いた女性が現れた。ほぼスッピンで、芸能人らしからぬ薄いオーラ。一瞬目を疑ったが、岡本夏生(50)本人だ。首を痛めているらしく歩き方がぎこちない。
「お久しブリーフ~」。集まったファンの女性10人と明るく挨拶をしているが、なぜか手にはボイスレコーダー。会話を録音している。記者が取材を申し込むと、
「週刊朝日? オーケーオーケー」と快諾したが……。
3月末で、4年半レギュラーを務めた「5時に夢中!」を降板した岡本。消息を絶って失踪騒動を起こし、出演イベントでふかわりょうと“ガチ喧嘩”。その後はテレビからの引退宣言。だが、ブログを中心に最近、活動が活発になっている。
4月15日にブログで、騒動に関する「おわびイベントをやる」と発表。16日の熊本地震の本震後には「顔の見える支援」を掲げ、顔写真と個人情報の送付を条件にファンから寄付を募っている。ブログ再開から13日間で、投稿件数は160件超。平均すると1日に10件以上のハイペースだ。騒動前、2~3月の投稿数が月100件超だったことを考えると、明らかに“ギアチェンジ”している様子。
岡本に何が起こっているのか。芸能リポーターの石川敏男氏は、
「自分のウリだった過激な発言を理由に、番組を降板したことがやはり精神的にショックだったのでは」
と失踪騒動の背景を見る。寄付の活動についても、
「自分の存在を示そうと、焦りがあるのでは」