「夫婦して有名人。自民党としては、ない話でもないだろう」(元衆院議員秘書)

 竹下元首相の地元、島根県での受け止め方はどうか。元首相の地盤を引き継ぐ異母弟、自民党県連会長の竹下亘衆院議員の事務所は、

「まだミュージシャン活動を続けたいようですし、その意思を聞いたことはありません。竹下姓ではないですし、政界進出の話をすることはありません」

 とはいえ、同県の溝口善兵衛知事が、「DAIGOさんには『ご縁の国しまね』観光PR大使として応援していただきました。誰からも愛される魅力で、今後さらに活躍されますことを期待しております」と話すように、その知名度に魅力を感じる潜在的な支持層はありそうだ。

「DAIGOの人気がピークの時は、竹下亘さんと一緒に選挙区をまわったほど。竹下元首相の血を引くということで、『竹下』の看板でおさまりやすい」(政治ジャーナリスト)

 地元を切り盛りする北川の“国会議員の妻”姿が島根県民の目に触れる日は来るか。(本誌・上田耕司、太田サトル、永井貴子、秦正理、藤村かおり、牧野めぐみ、松岡かすみ、山下美樹子、吉嵜洋夫/浅野裕見子)

週刊朝日  2016年5月20日号