「(今井)美樹ちゃんは今回の報道に関しても笑って許してくれました」

 だが、いつも妻に頼って事が収まるとは限らない。育休不倫の宮崎謙介前衆院議員(35)は、妻の金子恵美衆院議員(38)に「恥をかいてきなさい」と会見に送り出され、過去にも女性を「傷つけた」とぽろり。しっかり恥をかいた。

「妻の言葉足らずだったかも。あなたは恥をかいてきて、でも私と有権者は傷つけないでとしっかり言えばよかったのに」と岡野さん。碓井教授も「金子さんの“よくできた妻”ぶりが強調され、保身も見え隠れする」と夫妻ともに斬る。かつては峰竜太の不倫会見に同席した海老名美どり、川崎麻世の会見でにらみを利かせたカイヤなど、安易な妻頼みがその後、収拾不能の事態に発展する場合もあるので注意したい。

 夫妻連携が成功したモデルケースは、浜田雅功(52)と小川菜摘(53)だ。不倫発覚後のコメントで、「羽を伸ばし過ぎ、その羽は、家族にへし折られました」という浜田に併せ、小川が「伸ばし過ぎた羽根を、家族にバキバキに折られ、その羽根をそっと畳み、意気消沈ゴリラになっています」とブログでコメントした。

「夫婦漫才としても素晴らしい作品。家の様子が目に浮かぶリアリティーもある」と碓井教授は絶賛。岡野さんも「夫婦はいつまでも男女ではいられないが、よき同志になれると教えてくれる」。

 疑惑自体を否定する、という方策はどうか。至近な例は今年の不倫暴露合戦の火つけ役ともいえる“ゲス不倫”のベッキー(32)。

「お付き合いということはなく、友人関係であることは間違いありません」

 その後、さらなるLINE画面の流出で火だるまとなったのは周知の通り。古くは1989年、神楽坂芸妓とのスキャンダルが首相辞任の遠因になった宇野宗佑元首相のように、最後は「明鏡止水の心境であります」と一切の思慮を捨てるという手もあるが、火消しの好例とはいえないだろう。

 不倫騒動では炎上・鎮火にキャラも大きく貢献する。会社員との不倫が露見し、「酔ってお城だと思って(ラブホテルに)入っちゃった」と話した杉田かおる(51)に、思わず噴き出した人は少なくないはずだ。

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