「ホテルに届けられた紙袋の中身は、本物の覚醒剤でした。地元警察署には清原に気をつけるよう、いつも情報を入れていた。それほど清原の周辺には密売人やヤクザが多かった」(警察関係者)
球団がひそかに身辺調査をすると、薬物の密売場所として知られていた東京都内の店に頻繁に出入りしていることがわかったという。
「2008年にオリックスで現役引退したのも、薬物疑惑のある選手を球団がこれ以上雇うことはできず、かといって清原ほどの大物選手を一方的に解雇できない。それで本人に引退を決意させたと囁かれました」(前出の球団関係者)
自他ともに認めるスーパースターだった清原容疑者は、最後は薬物によって“引導”を渡されたというのだ。
(取材班=今西憲之、上田耕司、亀井洋志、長倉克枝、西岡千史、林壮一、松岡かすみ、柳川悠二)
※週刊朝日 2016年2月19日号より抜粋