漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏さんが「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系 日曜22:30~)をウォッチした。
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33歳のある日、うっかり交通事故死した近藤麻美(安藤サクラ)。死後案内所の受付係(バカリズム)から来世は「グアテマラ南東部のオオアリクイ」と知らされ、今世をやり直して徳を積む2周目の人生を選択する。
脚本はバカリズム。隅から隅まで(そんなとこまで?)作りこんだタイムリープドタバタ劇だ。
2周目の人生では意識的に徳を積むものの、やっぱり事故死で来世は「インド太平洋のニジョウサバ」と告げられ、ただいま人生3周目。
ちなみに前世の記憶は持ったままゆえ、毎回こなさなければならないタスクが発生する。幼児時代は保育園の友達・玲奈ちゃんパパの不倫を阻止。
薬の飲み合わせが悪かった祖父の命を助け、中学時代の嫌な担任・ミタコング(鈴木浩介)を痴漢冤罪事件から救う。
そして成長した玲奈(黒木華)の不倫もストップして……と、人生やり直して徳積むのってほんとにめんどくせぇなって思い知らされる。
そんなタスク達成イベントと共に、本作の見どころは麻美が身近な友人・なっち(夏帆)やみーぽん(木南晴夏)、職場の人たちと繰り広げる何げない会話だ。