秋の新ドラマが続々とスタートしている。山口智子の復帰や、宮崎あおいの10年ぶりとなる民放連ドラ出演など、話題作が目白押しだが、中でも「相棒 season11」は、シリーズ初回最高視聴率の19.9%を記録し、他局も両手をあげる強さを見せた。コラムニストの小田嶋隆氏も、
「キャスティング先行の、アイドル俳優の顔見世ドラマばかりのなかで、脚本で魅せている」
と認める。2代目「相棒」の及川光博を起用して、“腐女子”層からの絶大な人気も加わったが、3代目に成宮寛貴(30)を起用したのも功を奏したようだ。
気になる「右京」を演じる水谷豊(60)と成宮の“相性”については、ドラマ関係者はこう絶賛する。
「なにより水谷さんが成宮を大変気に入っています。脇役の経験が豊富な成宮は現場での振る舞いが非常にうまい。“王子”が抜けないミッチーと比べ、主役を立てて、前に出すぎない。スタッフ受けも良く、現場がとてもいい雰囲気のようです。実は再来年公開の映画も決まったみたいです」
※週刊朝日 2012年10月26日号