女子アナ界に今、地殻変動が起きようとしている。その発端となっているのがテレビ朝日の人気女性アナウンサーである弘中綾香(29)。2013年に入社後たった半年で「ミュージックステーション」のサブMCに抜擢され、以後5年間もタモリの横で看板番組を回し続けたエリート女子アナである。
昨年12月にORICON NEWSが発表した恒例企画「好きな女性アナウンサーランキング」でも初の第1位に輝いた彼女。順風満帆に女子アナ街道を爆進中かと思いきや、「実は番組制作に回ってみたい」と発言し、物議をかもしているという。テレビ情報誌の編集者は次のように語る。
「1月2日にオンエアされたNHK特番『新春テレビ放談2020』でのひとコマ。テレ朝を代表して弘中アナが出演し、各局の有名プロデューサーなどを前に、『出演にとどまらず、制作者としてこれからやっていきたいという思いが個人的にはある』と発言。人気女子アナによるまさかの裏方志望に、共演者も視聴者も驚いたのです。テレ朝の上層部は彼女の意向を受け、弘中アナがプロデューサーかもしくはディレクターを務められるような番組を企画進行中だとか。たしかに、彼女の今の人気を考えると、新番組を立ち上げるよりも、今までにない“プロデューサー女子アナ”として育てたほうが話題性が高いですからね」
弘中アナは頭脳明晰かつクリエイター脳をしっかり持った天才肌と評される。きっと裏方に回っても彼女ならではの斬新な番組をつくれるだろう。現在、レギュラー出演中の「激レアさんを連れてきた。」でも激レアな体験をした人を収録前に取材してしっかりコミュニケーションを取り、独創的なボードを自ら制作。弘中アナのユニークな進行が評判を呼び、番組は深夜から見事、土曜日22時台に昇格となった経緯もあった。
「手づくり感満載のボードもいいし、彼女が失礼なことを言っても激レアさんとはちゃんと事前取材で関係性を構築しているので、波風が立つことはない。また、MCのオードリー・若林さんとのコンビネーションも見事で、同番組こそ弘中アナの魅力が最大限発揮されていると思いますね。また、テレ朝の女子アナなのにフジテレビ系列であるニッポン放送の看板番組『オールナイトニッポン』のパーソナリティーを単発枠で担当したり、AbemaTVで期間限定の冠番組『ひろなかラジオ』がオンエアされて話題になった。女子アナの枠を飛び越えて、演者としてさまざまなジャンルに挑んでいく姿は、非常に好感が持てます。この肝の据わり方は、今までの女子アナにはなかった」(前出の編集者)