謝罪会見でのチュートリアル徳井 (c)朝日新聞社
謝罪会見でのチュートリアル徳井 (c)朝日新聞社
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 お笑いコンビ、チュートリアルの徳井義実(44)が、約1億1800万円の所得の申告漏れを東京国税局から指摘されていたことが発覚した。徳井は2009年に設立した自身の会社が16年から18年までの3年間にわたり無申告だったと指摘されただけでなく、洋服代など私的な支出を経費として計上したとして、2000万円の「所得隠し」も認定された。さらにそれ以前も、15年までの所得が無申告との指摘を受けた後に納税していたという。

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 謝罪会見で徳井は「原因は私のだらしなさ、ルーズさ、甘さ、怠慢」と、自分の「想像を絶するだらしなさ」を強調し悪質性を否定した。

 会見を取材した芸能リポーターの川内天子さんは、当日の様子を「会見を開くという対応は早かったものの、その中身は準備不足の感があった」と話す。

 23日、徳井は大阪のテレビ局で仕事をしているとのことで、夕方頃からマスコミが駆け付けたという。当初会見は22時からの予定だったが、「おそらく徳井さんの会社の税理士からの資料などが揃わなかったなどの事情で23時からに」(川内さん)。

「徳井さんは『早く対応をした方がいいと思いましたので』と当日の会見について述べていましたが、会見中も細かい数字や内容については本人も把握しておらず、関係者も資料を探しながらの説明に終始しました。会見中『だらしなくて、ルーズ』と何度も3年間の無申告を弁明し猛省していましたが、翌日になると、さらにそれ以前も無申告だったことが明らかになりました。せっかく早い対応をしたのに、後から新たな事実が出てきたのでは、かえってイメージダウンになります。結果として風当たりはさらに厳しくなったと思います」(川内さん)

 納税については、あたかも自分の無頓着な甘さが原因のように語った徳井だが、実は5年前にラジオ番組『キョートリアル!コンニチ的チュートリアル』(KBS京都)の中で、ある“抜け道”について語っていた。

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“抜け道”とは?