竹内さんは、出雲大社の前にある大きな旅館の娘だ。高校時代に1年間、アメリカ留学をしている。慶応大学文学部英文科に受かり、そこでのバンド活動が歌手デビューにつながった。山下さんと結婚し、子育てをしながら音楽活動を続けた。
そういう人が、年を重ね、「生きるっていいわね」「年取るっていいじゃない」と言ってくれる。しかも、英語で。ベタな励ましが、一挙におしゃれになる。それも、竹内さんだから果たせる「ノーブレスオブリージュ」。そう思った。
感動したのが、英語の意味が分かりまくったことだ。簡単でわかりやすい英語。「ミドルオブザロード」がピンとこなかった私だから、とてもうれしかった。こういうのも、ヒットのツボだろうなー、と実感。竹内さん、「75歳くらいまでは、歌っていたいかな」と語っていた。「株式会社竹内まりや」も竹内さんも、安泰だと思う。