首都圏を中心に利用者の多い「PASMO」も、サービスを受けるにはあらかじめ公式サイトでの登録が必要。こちらは指定された箇所で付与ポイント分をチャージする仕組みだが、2万円のチャージ上限を超えたポイントはチャージができないので要注意だ。
「チリも積もれば」ではないが、上手に使えばなにかと有効なこのシステム。しかし、交通系ICカードに限らず、会社によって利用ルールや使い方が異なるなど、内容を理解するにあたってその煩雑さが気にならなくもない。
もらえるハズのポイントを確実に得るための手続きや、利用店舗、対象商品などを、普段利用しているカード会社などを通じてきちんと把握しておく必要があるのはいうまでもないだろう。(文/植村 誠)
○植村 誠(うえむら・まこと)/国内外を問わず、鉄道をはじめのりものを楽しむ旅をテーマに取材・執筆中。近年は東南アジアを重点的に散策している。主な著書に『ワンテーマ指さし会話韓国×鉄道』(情報センター出版局)、『ボートで東京湾を遊びつくす!』(情報センター出版局・共著)、『絶対この季節に乗りたい鉄道の旅』(東京書籍・共著)など。