■保守・リベラル双方からブーイング

 一方で、進次郎ファンのおばさま方からも滝川さんは反感を買ってしまっているようだ。

「滝川さんとの結婚で進次郎ロスとなった女性ファンは数知れず。特に熱狂的だった50~60代のおばさまたちを敵に回してしまった。進次郎氏は結婚報告時に『私の選挙に妻がバリバリ出て行くことはない』という発言や『育休取得宣言』もありました。おばさまたちは昭和の時代、夫を家庭で支えてきた保守的な世代ですからね。滝川さんに対しては、家庭で育児をし、政治家の妻として選挙時は進次郎氏をしっかり支えるという前時代的な理想を押し付けたかったのでしょう。自分たちの描く『進次郎の理想的な妻像』からだいぶ掛け離れた滝川さんの言動にイラつきを覚えるという声を取材時などよく耳にします。一方で従来、滝川さんの“強い味方”だったはずのフェミニストなどリベラル層からもソッポを向かれはじめているようです。男女平等や女性の自立を訴えるなど意識高い系の強い女性像だった滝川さんですが、結局は政権与党の将来有望な政治家の妻というポジションに収まったことが原因のようです。SNSでも落胆したとか、期待外れだったという意見があがっていました」(前出の記者)

 まさに四面楚歌といった状況だが、TVウォッチャーの中村裕一氏は滝川さんの今後についてこう分析する。

「進次郎ロスはさすがにとばっちりだと思うのでいささか同情しますが、今、彼女への風当たりが強めなのは、やっかみに加え、それだけこのカップルに期待していることの裏返しの部分も大きいと思います。進次郎氏は今回の内閣改造で、環境大臣として戦後3番目の若さとなる38歳で入閣を果たし、今後は一挙手一投足が注目を集めていくでしょう。同時に、政治家の妻である彼女に対する世間の視線もおのずとシビアなものになっていくと思われます。しかしながら、彼女のこれまでの歩みや活動からは、しなやかなプライドと芯の強さが感じられますし、父親がフランス人ということで国際感覚も兼ね備えている。そう考えると、将来的に選挙に立候補し、『政治家の妻』としてではなく一人の『政治家』として活躍する可能性もゼロではないと思います」

逆風が吹き荒れる滝川さんの新婚生活だが、フジテレビの最終面接に落ち、子会社である共同テレビからアナウンサー人生をスタートさせ、自己プロデュース力の高さで今の座までのし上がってきたしたたかさが彼女には備わっている。夫・進次郎氏を総理大臣の座に就かせることを“斜に構えて”虎視眈々と狙っているのかもしれない。(高梨歩)

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