監督から「東京に住める?」と尋ねられ、すぐさま大阪に戻り吉本の担当者に確認をした。現在、劇場出演など拠点とするのは大阪だが、ここでも熱意を武器に説得し、OKの返事をゲット。8月1日、再びエキストラとして夜行バスで東京に赴き、監督に報告した。
「8月6日に吉本を通じて正式に出演のお話をいただきました。今は帝京大学ラグビー部の先輩のおうちに居候させてもらっています。少し前まで毎週見ていたドラマに、自分が出ているというのも信じられませんし、初めての全国放送がまさかドラマとも思っていませんでした。この流れをくださった皆さま、そして、ラグビーには本当に感謝しかありません」
ラグビー芸人を名乗る自分が世に出るということは、しんやという名前と同時に、ラグビーにも光が当たることになる。この相乗効果を作り出していくことが、ラグビーへの恩返しになるのではと考えている。
「そんなことができたら本当に最高ですけど、まだまだ頑張らないといけないことだらけですからね。ただ、よく考えたら、僕、だいぶ、いいことばっかり言うてますかね?いや、別にいい格好しようとしてるわけやないんですよ!正味の話をお伝えしただけで……。なんか、なんとも、すみません(笑)」
(中西正男)