水谷豊(c)朝日新聞社
水谷豊(c)朝日新聞社
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 平成最後の「相棒season17」(テレビ朝日系)が3月20日、最終回を迎えた。平均視聴率は14.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、全20話の平均は15.3%と「season16」の平均15.2%を上回る安定した人気ぶりを示した。

 水谷豊(66)と反町隆史(45)のコンビも4年目に突入したが、「season10」から杉下右京(水谷)行きつけの店「花の里」の女将となった月本幸子を演じた鈴木杏樹(49)が第19話で卒業。最終回は「花の里」の代わりになる店を探しにいくというシーンで幕を下ろした。

 鈴木の“卒業”とほぼ同時に、『ZiP』(日本テレビ)の降板も発表されたことで、ネットでは、「杏樹さんになにかあったの?」「杏樹さんにも幸子さんにも会えなくなるのはさみしい」と惜しむ声があがった。

「実は鈴木の降板は前シーズンの時にすでに決まっていたこと」と話すのは女性誌記者だ。

「『season16』で鈴木は降板する予定だったそうですが、あまりにも急な降板ということで今回まで延期したそうです。スケジュールや体調面などの問題ではなく、“演技”の面で共演者やスタッフの間で溝が生まれたそうです」(同前)

 これまでも「相棒」では、主演の水谷の意向が「大きな影響力を持つ」(テレビ局関係者)と何度か報じられてきたが、鈴木の降板も少なからず忖度があったのだという。

「水谷さんは演技に関しては一切妥協しない方ですから、杏樹さんの演技が『ちょっと深味がない』と感じたようです。その意向を汲んでの降板といっていいかもしれません。その一方で、短期政権と言われた反町さんは、今や水谷さんのお気に入りで次も続投ですからね」(同)

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次シーズンの撮影もすでにスタート