4月ドラマの「結婚しない男」役に期待がかかる

 加えて、「あのイケメン俳優も、高橋の一風変わった言動を明かしていた」と言うのはスポーツ紙の芸能担当記者だ。

「瀬戸康史(30)です。高橋とは大の親友で、瀬戸がトーク番組に出演した際、コミュニケーションとして高橋がお尻を触ってくると暴露。また、高橋が肉用包丁を買った時は『へっへっへ』と笑みを浮かべながら見せてきたとも言ってました。ま、そんなエピソードからもクセの強さを感じますよね。一方、クセの強い人は視点が変わっていて発想力が豊かでもあります。役者の場合、与えられたセリフからどんなキャラクターを作り上げていくのかなど、独自の視点や発想力も必要です。ゆえに、高橋のそんな一面は大いに役者業に役立っていると思いますよ」

 ドラマウォッチャーの中村裕一氏は、そんな高橋の俳優としての魅力と今後についてこう分析する。

「今の彼は単なるイケメン枠を通り越し、もはや良い意味で『なんだかよくわからないけど人気』という領域にまで達してきていると思います。それだけ世間の認知が浸透した証拠だと思いますが、おそらく本人も現在の状況を極めて冷静に、俯瞰で眺めながら楽しんでいるのではないでしょうか。もちろんその上で、俳優としてしっかり期待に応える演技を見せてくれることは間違いありません。4月からスタートする主演ドラマ『東京独身男子』(テレビ朝日系)では“あえて結婚しない男子”役を演じ、多くの視聴者を惹きつけることが予想されます。性格や背景、職業も異なるさまざまな役を演じる『俳優』という職業は、引き出しが多ければ多いほど良いわけで、彼にとっては『素顔が意外』と言われることもまったく気にしていないでしょう。そんな世間の喧騒をよそに、これからもマイペースに飄々と活躍し続けると思います」

 実際、昨年放送された主演ドラマ「僕らは奇跡でできている」(フジテレビ系)では、変わり者の大学講師を好演。変人役でも輝く俳優として、息の長い活躍が期待できそうだ。(ライター・丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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