


昨年結成25周年を迎えたバックストリート・ボーイズが、華麗なる世界的大復活を遂げている。先月5年ぶりの来日直後の1月25日に世界発売した最新アルバム『DNA』が、2月9日付全米週間総合アルバム・チャート<ビルボード200>で初登場1位を獲得することが確定した。バックストリート・ボーイズが同チャートで1位を獲得するのは、2000年にリリースされた『ブラック&ブルー』で同年12月に2週連続1位を記録して以来18年ぶり。そのバックストリート・ボーイズが1月、5年ぶりに日本の土を踏んだ。
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その独占インタビューをお届けする。
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「新作『DNA』はキッズから大人まで広い世代が楽しめるアルバムになったよ」
A.J.マクリーン(以下・AJ)が胸を張る。
1993年に結成したバックストリート・ボーイズが「ゴーイン・オン」でメジャーデビューしたのは1995年。そして、1999年の『ミレニアム』、2000年の『ブラック&ブルー』と立て続けに全米ナンバーワンヒットアルバムを生んだ。当時はプロデューサー、ディレクター、マネージャーの厳しいコントロールのもと活動するボーイズバンドだった。
「そんな時代を経てようやく、自分たちの意思が強く反映されたアルバムをつくることができた」(ブライアン・リトル/以下・ブライアン)
「今回のアルバムは自分たちが影響を受けてきたさまざまな音楽がまんべんなく反映されている。だから『DNA』というタイトルになったんだ」(ニック・カーター/以下・ニック)
その象徴がアカペラナンバーの『ブリーズ』だという。
「僕たちはヴォーカル・ハーモニー・グループなのに、アカペラのナンバーが少ない。だけど、今回やっとアカペラをレコーディングできた」(AJ)
「ファーストアルバム『バックストリート・ボーイズ』に『クロース・トゥ・ユー』というアカペラはあったけれど、コンピューター打ち込みの演奏で歌っている。でも、今回の『ブリーズ』は純粋なアカペラだよ」(ニック・カーター/以下・ニック)