同曲の大ヒットにより、近年は経済発展が著しいタイの国民的アイドルとなった「BNK48」のメンバーたちは今年の「世界選抜総選挙」に参加したが、大みそかの「NHK紅白歌合戦」にも出演し、指原らと『恋するフォーチュンクッキー』を一緒にパフォーマンスするというから何とも楽しみだ。
また、タイでは来年1月にAKB48グループの7つの海外姉妹グループが一堂に会する「AKB48 Group Asia Festival 2019 in BANGKOK」が開催されることも決定。
「AKB48」や「BNK48」をはじめ、インドネシア・ジャカルタを拠点とする「JKT48」、フィリピン・マニラが拠点の「MNL48」、中国・上海が拠点の「AKB48 Team SH」、台湾・台北が拠点の「AKB48 Team TP」、ベトナム・ホーチミンが拠点の「SGO48」の7グループが参加する。
以前から注目している「MNL48」は、今年10月に「AKB48」の人気シングル曲『会いたかった』をタガログ語でカバーした『Aitakatta - Gustong Makita』でCDデビューを果たした。
同シングルには『Aitakatta - Gustong Makita』のほか、『桜の花びらたち』と『スカート、ひらり』がカップリングとして収録されているが、同国のポップチャートでシングル収録の3曲がベスト3を独占するなど好調な滑り出しを見せている。
今月には、2ndシングルとして『恋するフォーチュンクッキー』のカバー曲をリリースしたばかりだが、果たして日本、タイで起こった“恋チュン旋風”はフィリピンでも巻き起こるのだろうか?
個人的には多幸感あふれる同曲は、フィリピンの人たちにも大いに受け入れられるのではないかと思っている。
国内市場の低迷により不景気が続く昨今の芸能界。今後はこれまで以上に海外市場を意識した才能の発掘や育成、タレントマーケティングが不可欠な要素となる。