知っているようで知らない、誤って理解している、そんな「ことば」にまつわるクイズをお届けしています。2015年のスタートから3年半続くコーナーで、すでに出題した言葉の問題は800を超えました。ほかにもクイズ番組のレギュラーはありますが、突出してたくさんの問題を扱ってきました。
このコーナーが始まる前にメイン司会の坪井直樹アナウンサーが「知っているとちょっと得する……」と紹介してくれるんですが、まさにその通りで、「へぇ」「ふーん」と、1日が始まる朝の時間のちょっとした気づきになればいいなと思いながらお伝えしています。質問と解答の間にCMを挟むので、解答が気になって電車に乗り遅れたりしたら申し訳ないなぁ……とも(笑)。
――その番組の内容をまとめた本『ことば検定【語彙編】』と『同【漢字編】』が刊行されました。
「ことば検定」の視聴者の皆さんは、1日1つの語彙をテレビの画面を通じて学んでいます。1年で250近くになるわけですから、相当な数の語彙をインプットしていることになります。しかし、朝の忙しい時間、テレビで流れているクイズに集中できる人は少ないはず。そこで、番組で出したクイズをさらに厳選し、まとめたのが今回の本です。
放送で覚えた言葉をしっかり理解できているか再確認したり、観たはずなのに忘れてしまった語彙をもう一度学び直したりできる内容になっています。【語彙編】では似たような熟語や慣用句を解説したり、【漢字編】では番組で出した漢字にまつわるほかの言葉を紹介したりと、さらに深掘りできる内容になっています。
ちなみに、番組では3択になっていて、そのうちひとつが、スタッフが駄洒落を駆使した「ボケ」の選択肢というケースが多いんです。ネットを見ていると密かに根強いマニアがいてくれるようで……。本ではこのボケについても少し紹介しているので、マニアの方々はボケのおさらいに(笑)。それ以外の皆さんは、ちょっとした息抜きとして楽しんでくださいね。