TARAKOさんに続き、さくらさんとプライベートで親交が深かった女優の賀来千香子さんも挨拶。「もものかんづめ」をファンとして読んだ賀来さんが手紙を送ったことから交流が始まったという。さくらさんの療養中も一切病気の話に触れることはなく、普段通りの時間を過ごしていたが、一度だけさくらさんから「体調がイマイチでなかなか会えなくて残念です。早く元気になって、ちかちゃんに会いたいです」とメールが届いたという。
「初めて本心を言ってくれたことに一瞬嬉しいような気持ちになりました。でも、すぐに、もしかしたらさくらさんが弱くなってきているのかもしれない、という不安に駆られました」と声を震わせた。
友人で作家の吉本ばななさんはこう語った。
「ももちゃんには私の気持ちはすっかり伝わっていると思うので、残された息子、スタッフ、ファンの方に向けて」とメッセージを読んだ。
対談をきっかけに交流が始まった二人。疲れがたまると、荻窪のスーパー銭湯で“裸の待ち合わせ”をしていたという。
「ペンネームで呼び合うとすぐにバレてしまうので、サウナの中では秘密のあだ名で呼び合った」と思い出を明かした。この当時の思い出を「青春」と表現したばななさん。仕事が多忙になるにつれ、会う回数も減っていったが、さくらさんが亡くなる数年前から密にやり取りすることができたという。
そして、さくらさんと最後に交わしたメールの内容も明かした。
「最後の最後に『ももちゃんはやると言ったことは絶対にやる人じゃないか。今回も必ず治る』とメールした私に『私すごいね(笑)。でも、本当に色々ありがとう。何度ありがとうと言っても足りないよ。私のありがとうがいっぱい届きますように』と返事をくれたももちゃん」
会の中ごろには桑田佳祐さんが「ちびまる子ちゃん」エンディングテーマの「100万年の幸せ!!」を歌いあげた。桑田さんの大ファンだったというさくらさんたっての希望でコラボが実現したが、意外な裏エピソードを桑田さんが明かした。