赤字脱却の8つのステップ
赤字脱却の8つのステップ
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 赤字が続いている会社を立て直したい、でも、そのために何からまず手を付けて改革すればいいのかわからない──。こんな悩みを抱える社長は多い。そんな悩める社長の相談に応じて、700社以上の企業の経営改善を指導しているのが、株式会社武蔵野の小山昇社長。

『儲かりたいならまずココから変えなさい!──赤字から最短で脱出する「正しい手順」』(朝日新聞出版)を刊行した小山社長に、経営改革の正しい手順について話を伺った。

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 1989年に「株式会社武蔵野」の社長に就任して以来、私は700社以上の会員企業を指導してきましたが、「業績を伸ばす会社」と「赤字の会社」の違いは、極論するとたったひとつしかありません。それは、「社長」の違いです。
会社を赤字にしている元凶は、「社長」です。赤字から脱出して、継続的に利益を出し続けたいなら、「社長が、社内の誰よりもハードワークをする」「社長が、失敗を恐れず、変化を怖がらず、やり方、考え方を変える」「社長が、経験を積み、知恵をつける」ことが条件だと私は考えています。 では、どのような知恵をつけ、どのように変化し、どのように実践すれば赤字から脱却できるのでしょうか。

 無策のまま、やみくもに行動したところで、かえって傷口が大きくなるだけです。赤字から脱出するには、次の「8つステップ」を踏んで、段階的に対策を打つ必要があります。

「8つのステップ」は、大きく、次の3つのプロセスに分かれています。

・ステップ(1)、(2):社長がひとりで改善できるプロセス ・ステップ(3)~(5):社長と幹部、社員が価値観をひとつにするプロセス ・ステップ(6)~(8):「儲かるしくみ」をさらに発展させていくプロセス

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社長がひとりで改善できるプロセス
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【ステップ(1)】 社長が営業マンとなって、一番働きなさい
 会社が赤字になった理由も、増収増益のヒントも、真実はすべて現場にあります。社長室に引きこもっている「穴社長」では、業績を改善することはできません。

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