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今年3月の「とんねるずのみなさんのおかげでした」終了から、とんねるずとしての活動は休止状態が続くものの、木梨憲武さん(56)は映画『いぬやしき』の主演や、ロンドン会場を皮切りに全国を回る木梨憲武展「Timing ―瞬間の光り―」、さらに10月からは朝6時から生放送のラジオ番組「木梨の会。」をスタートしている。公私ともに親交が深いお笑い芸人のカンニング竹山さんは、その姿に「助けられた」という。
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56歳になって新たなことにチャレンジするって、普通はあまり無いと思うんですよね。しかも、あれだけのポジションで、わざわざ朝6時からラジオをやらなくてもいいと思うんですよ。本人に直接聞いたわけじゃないからわかりませんが、もしかするとゴールデンで冠番組と言われても、内容に興味がなければそんなに心が動かないんじゃないかな。僕なんかゴールデンで自分の番組って言われたら、すぐ食いついちゃうけど、そうじゃないんですよね。あの人の感覚で、新しいね、面白いねって思ったことをやる。それがいま、朝のラジオなんだと思います。
もともと、僕がやってるラジオ番組に憲武さんがゲストで来てくれて、それがやっぱり面白くて、そのうち特番ラジオ「のりたけやま」が始まり、今回の番組の話が進んでいったようです。そこで、時間帯の希望を聞かれた憲武さんが「俺たちの世代は朝でしょ!」って提案したらしいんですよね。朝の時間が空いてるからやりましょう、じゃないんですよ。もちろん、憲武さんは朝が早い人で、毎日4時とか5時には起きてるんだけど。
そういう姿を見ていると、僕はポジションも何もかも違いがありすぎますけど、そうやって生きていけばいいんだなと思いますよね。大げさかもしれないけど、生きる糧みたいなものをもらったというか、47歳の僕もこの人のように生きていけば10年先の人生がもっと楽しくなるんだなと思えるんですよ。もちろん、僕はもっともっと働かないといけないけど。