一方、完全黙秘の樋田容疑者に対し、足取り捜査が続く大阪府警。広田耕一・本部長が謝罪したが、府民の怒りは収まりそうにない。
「毎日、かなりの抗議の電話がかかってきて、広田本部長の周辺はピリピリしている。樋田容疑者の捜査が落ち着けば、広田本部長の進退問題になるでしょう。
なんせ、大阪で盗んだ自転車で山口県まで逃げられていたのです。おまけに写真撮影まで応じていた。いかに大阪府警の捜査がテキトーだったのかが、ばれてしまった。
毎日、3千人も動員して、樋田容疑者の等身大パネルまでつくり大量の税金を投じた。それをあざ笑うように樋田容疑者はサイクリストとしてグルメ旅です。
広田本部長はじめ、幹部は責任を取らざるを得ないでしょう」(前出の捜査関係者)
樋田容疑者の逃走劇は府警にとって高くついたようだ。
(AERAdot.取材班)