AAA(世界標準)入試で今春、入学した勝見遥斗さんは小学3年から6年まで取り組んだ理科の研究でプレゼンを行った。4年分の研究をまとめて資料を作り、家族の協力を得ながらプレゼンや質疑応答の練習を重ねた。「楽しみながらプレゼンする自分」を何度もイメージして試験に臨んだ結果、「緊張せず、練習以上の発表ができました」と振り返る。
来年度の受験生に向け、勝見さんは自身の経験を踏まえ「取り組んできたことを全力でぶつけてほしい」とアドバイスする。富士校長は「どんな意識で日常を過ごしているかが問われる入試こそがまっとうな入試です」と話す。
(文/池田敏明)
※AERAムック『偏差値だけに頼らない 中高一貫校選び2022』より
偏差値だけに頼らない 中高一貫校選び 2022 (AERAムック)
朝日新聞出版
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