お義母さんのおかげで妻の機嫌がいい

――奥さまのお母さまとは、なぜ同居することになったのですか?

 子どもが小さいころに手伝いにきてくれて、そのまま同居することになって。俺は仕事で家にいないことが多いから、お義母さんがいてくれたほうが妻のやることが減るし、そうすると機嫌がとにかくよくなるじゃないですか(笑)。だからサポートしてもらって、すごくありがたいです。でも、けっこう、そのー、お義母さんがどんどんものを買ってきて、下駄箱の靴とか、家具が増えていくとか……。細かい蓄積はありますけどね(笑)。

――実際に揉めることはないですか?

 直接揉めることはないですね。うちは二世帯じゃなくて1部屋をお義母さんの部屋として使っているんですけど、お母さんは夜行性というか、夜中の3時ごろまで起きてるんですよ。翌朝起きるのが12時くらいだから、あんまり会わないんです。

――珍しいですね。

 めっちゃ若いんですよ。とにかく出かけるのが好きで、旅行とかめちゃくちゃ行くし。朝、俺が買ってきた服を娘に着せてたら、お義母さんが買ってきた服に替わってるとか。お義母さんの仕業なんです(笑)。

 ――奥さまは息子さんのピアノのことで大変なので、お義母さまの存在が大きそうですね。

 めちゃくちゃ助けられています。息子と妻が言い争いになっても、間に入ってくれるし。俺がいないときに妻と子ども2人だけだったら大変なことになっていたと思うから、本当に助かっています。

※後編<タカアンドトシ・タカが息子と娘に「あえて弱音を吐く」理由とは 「子どもを持って生き方がめちゃくちゃ変わりました」>に続く

(構成/中寺暁子)

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中寺暁子
ライター 中寺暁子

健康情報誌編集部などを経て、2000年からフリーに。医療・健康・教育のテーマを中心に取材・執筆活動を行う。

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