「鬱」や「薔薇」など難しい漢字を簡単に覚えられるリズムネタを生み出し、SNSでバズらせたお笑い芸人、オジンオズボーン篠宮暁さん。子どもが生まれてからは家族と過ごす時間を優先し、小6の息子さん、小3の娘さんの育児に積極的に関わっています。特に息子さんの子育てでは壁にぶつかって悩んだこともあったと言います。これまでの子育てについてうかがいました。※前編<「鬱」って漢字はどう覚える? “漢字芸人”オジンオズボーン篠宮に聞く、漢字の覚え方のコツ>より続く

MENU 学校から毎日のように電話がかかってきた テレビ番組出演で気づいた息子の長所 育児本は1つのテーマで10冊は読みました 「10年後にはこの大変さはもうなくなるんだな」

学校から毎日のように電話がかかってきた

――篠宮さんは小学生のお子さんが2人いらっしゃいますが、漢字を見てあげることもありますか?

 漢字ネタをおもしろがってくれた時期もありましたけど、いまは「大声を張り上げるお父ちゃんはウザい」みたいな感じで(笑)。難しい漢字はパーツごとに分解したら覚えやすいよ、という話はしています。息子は僕が勉強を見ても最近はあまり聞いてくれなくなったので、妻が見ています。

 娘は今のところ僕の言うことを聞いてくれるので、勉強を見ることもありますけど、女の子は思春期になるとパパのことを嫌いになるってよく聞くので、今から怯えています(笑)。

――息子さんはプレ思春期の年齢ですが、変化を感じることはありますか?

 息子はめちゃくちゃ、やんちゃだったんです。特に小2、小3くらいのときは学校から毎日のように電話がかかってくるくらい。授業中に席を立つし、おしゃべりするし。わざとではないですけど、お友だちにケガをさせてしまったこともありました。「小2なんて、そんなもんだよ」と言われることもありましたけど、そんなのんきなことは言っていられない状況というか。夫婦でかなり悩んで、ネットとかで調べて、落ち着かせるためにいいと言われる方法を片っ端からやりましたね。「病院に連れて行ったらいいんちゃうか」という話も出ました。

テレビ番組出演で気づいた息子の長所

――例えばどんな方法を試しましたか?

 落ち着かせるための接し方とか。親が一方的に注意するのではなくて、まず本人の意見を聞いて納得がいくまで喋らせると落ち着いてくるということはありましたね。あと、食事の改善も。いろいろやって、徐々に落ち着いてきたかな、という感じです。

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中寺暁子
ライター 中寺暁子

健康情報誌編集部などを経て、2000年からフリーに。医療・健康・教育のテーマを中心に取材・執筆活動を行う。

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