今年結成30周年を迎えた人気お笑いコンビ、タカアンドトシ。レギュラー出演する『おとなりさんはなやんでる。』(NHK)では、小中高生の子を持つ保護者の悩みを紹介しています。長男(小6)、長女(小2)のパパであるタカさんも、現在子育てで悩んでいる真っ最中だそう。「特殊な子育て」と話すタカさんの悩みや、義理のお母さまとの同居生活についてうかがいました。※後編<タカアンドトシ・タカが息子と娘に「あえて弱音を吐く」理由とは 「子どもを持って生き方がめちゃくちゃ変わりました」>に続く

MENU 休日の練習時間は8時間 初めて知った一流ピアニストの世界 お義母さんのおかげで妻の機嫌がいい

休日の練習時間は8時間

――小6の息子さんは、3歳からピアノを習っていて、全国大会にも出場されるほどの腕前だそうですね。

 小さいころに息子が出ているコンクールを見に行くと、同じ曲なのにほかの子と音が違うなというのはわかったんですよ。それがいいかどうかはわからないけど、予選を通過して全国にいくので、まぁそういうことなのかなと。俺も妻も才能に憧れるところがあるので、才能があるなら応援したいと思ってやってきました。

――ピアノは毎日どのくらい練習しているんですか?

 小さいころのほうがやっていて、学校がある日は4、5時間、休みの日は8時間くらいやっていましたね。毎日絶対弾かないとだめだから、旅行のときも泊まるところに電子ピアノを送ったり、ピアノを弾けるスタジオが近くにあるところを選んだり。「勉強は宿題をやるだけでいいからピアノをやりなさい」みたいな、めちゃくちゃ特殊な子育てなんです。

――現在はどうですか?

 小5くらいから自我が出てきて、やらないといけないのはわかっているけど、やりたくないみたいな時期に突入しましたね。学校がある日は、3時間はやってほしいけど2時間くらい、休みの日は6時間はやってほしいけど4時間くらいになっていて。ピアノの部屋に入っても、2時間くらい弾こうとしないので、妻と息子がぶつかって、俺が間に入るみたいな。最近は毎日そんな感じです。俺は月に2回収録で北海道に行くから息抜きできるけど、妻はつきっきりでやってるから、ほんとすごいと思います。

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中寺暁子
ライター 中寺暁子

健康情報誌編集部などを経て、2000年からフリーに。医療・健康・教育のテーマを中心に取材・執筆活動を行う。

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