レギュラー番組を多数抱える人気お笑いコンビ、タカアンドトシのタカさんは、現在長男(小6)、長女(小2)の子育て中です。いまも小学校の送り迎えを続けるタカさん。子どもとの接し方で大事にしていることや、パパになってからの変化についてうかがいました。※前編<タカアンドトシ・タカが語る、ピアノに打ち込む思春期長男の子育てと葛藤「俺とは真逆の生き方だから…」>から続く

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弱音を吐ける状況をつくりたい

――奥さまとの子育てで、役割分担していることはありますか?

 基本的には決まっていなくて、自分がやりたいと思ったことをやるみたいな。学校の送り迎えは時間さえ合えば、必ず俺が行きますね。近くなので歩きなんですけど。今朝も小6の息子と手をつないで一緒に学校に行きました。

――手をつないでくれるなんて、お父さんのことが大好きなんですね。お子さんとの接し方などで、大事にされていることはありますか?

 学校でイヤなことがあったりしたときに、子どもだけの世界で考えると思いつめちゃうじゃないですか。だから何でも話してほしいけど、子どもって「100点取った」とか「先生に褒められた」とか、よかったことは話すけど、イヤなことってあんまり言わないですよね。自分もそうだったけど、カッコつけたがるし、親に心配かけたくないし。

 だから俺のほうから「今日収録でクイズに答えられなくてさ。どうしたらいいと思う?」みたいに、子どもに弱音を吐いたり、相談したりするようにしていますね。パパが弱音を吐いているから、自分も言っていいんだという状況をつくりたいと思っていて。家族っていろいろ考えてくれるんだ、案を出してくれるんだというのがわかって、何でも話すことが普通になればいいなと思っています。

肩を組んで学校へ行くタカさんと息子さん(提供)

子どもが生まれて不安がなくなった

――お子さんが生まれてから、考え方に変化はありましたか?

 めちゃくちゃ変わりましたね。子どもができるまで、あいさつってマジでいらないと思ってたんです。「おはようございます」とか「お疲れさまです」って何のために言うんだろうって。

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中寺暁子
ライター 中寺暁子

健康情報誌編集部などを経て、2000年からフリーに。医療・健康・教育のテーマを中心に取材・執筆活動を行う。

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